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■ Grading Report
鑑定書について

ダイヤモンドの品質を比較するのに 『鑑定書(4Cの記載のあるもの)』 があるのは皆さんご存知だと思います(鑑別書とは異なります)。鑑定書は鑑定機関の鑑定士がダイヤ1石1石についてチェックし、重量・色・傷・カットについて評価をしますので、1アイテムあたりの費用が5,000~10,000円位かかってしまいます。1個で数十万円するような大きなダイヤならまだしも、数千円クラスの小さな石に高い費用を掛けて鑑定書をつけ、販売価格に上乗せするのはナンセンスだと思います。何十石という数を使っているジュエリーに鑑定書を取っていたら鑑定書代だけでン万円なんてことにもなりかねません。ですから通常は0.3カラット未満のダイヤには鑑定書をつけないのが一般的ですし、石を多数使用したジュエリーにはつけられないのが現状なんです。
なお『鑑別書(4Cの記載の無いもの)』というのは、何の石なのか、天然のものなのかを鑑別するもので、主にカラーストーンに付属します。ですがこちらも鑑別書取得に5,000~10,000円位かかってしまいますので、やはりお手ごろジュエリーには付けられないのが現状です。

グレーディング・レポート(鑑定書)

【4C】つまり「カラット(Carat)」、「カラー(Color)」、「クラリティ(Clarity)」、「カット(Cut)」の4つの判定で、ダイヤモンドの外観や価値などに大きな差を生じさます。

■カラット(Carat) ダイヤモンドの重量はカラット(略字ではct)で表示され、1カラット(ct)=0.2gです。 一般的には 「大きさ」と思われていますが、正確には「重さ」です。ただし、ダイヤモンド同士ならば比重が同じですので、「大きさ」と考えても問題ありません。ですが他の石とでは比重が異なりますので、同じ1ctでも大きさは違ってきます。 通常、小数点第2位または第3位まで精密な電子天秤で測定、表示されます。
■カラー(Color) 標準的な範囲内のカラーグレード間の差は非常に微妙で、並べてみてやっと判別できる程度の差です。 「カラー」のグレーディングは、「マスターストーン」と呼ばれるダイヤモンドと比較して判断されます。
GIA方式 D・E・F G・H・I・J K・L・M N~R S~Z  
無色 ほぼ無色 ごく僅かな黄(茶)味
フェイント・イエロー
フェイント・ブラウン
非常に薄い黄(茶)色
ベリー・ライト・イエロー
ベリー・ライト・ブラウン
薄い黄(茶)色
ライト・イエロー
ライト・ブラウン
ファンシーイエロー
ファンシーブラウン
■クラリティ
(Clarity)

「クラリティ」とは、ダイヤモンドにどのようなブレミッシュ(表面上の特徴)やインクルージョン(内包物)があり、それらがどの程度透明度に影響しているかの評価です。研磨されたダイヤモンドを専門家が10倍に拡大し検査して評価され、インクルージョンの数量・大きさ・位置などで判定されます。

なお、インクルージョンの存在は必ずしも否定的な要因ではなく、ダイヤモンドがどのように形成されたのかの情報源であり、またカッター(研磨職人)が原石をどの様にカットするかを決定する要因にも役立っています。

市場に出まわる石としては「VVS1」~「I1」が主流です。「IF」は市場に出ますがとにかく非常に数が少なく、「FL」にいたっては、まず市場には出ません。

  • FL=Flawless(石の内外部無欠点)
  • IF=Internally Flawless(内部無欠点)
  • VVS=Very Very Slightly(ごくごく僅かな内包物)
  • VS=Very Slightly(ごく僅かな内包物)
  • SI=Slightly Included(僅かな内包物)
  • I=Imperfection(欠陥・欠点)
    下付きの数字はその等級内の程度差を表します。
GIA方式 FL・IF VVS1・VVS2 VS1・VS2 SI1・SI2 I1・I2・I3
10倍の拡大で
無欠点
10倍の拡大で
発見困難な
内包物
10倍の拡大で
発見がやや困難な
内方物
10倍の拡大では
発見が容易だが、
肉眼では困難な
内包物
肉眼で容易に
発見できる
内包物
■カット(Cut) カットはダイヤに入ってきた光を効率良く反射することができるかを左右する、重要な項目です。 下記表は、ラウンド・ブリリアント・カットの場合の評価基準です。
Excellent Very Good Good Fair Poor
非常に良い 大変良い 良い やや劣る 劣る
鑑定書サンプル
          
画像左・AGT(AGTジェムラボラトリー):ダイヤモンドの4Cを考案したGIA(米国宝石学会)の日本法人ラボ部門。
画像中央・CGL(中央宝石研究所):国内シェアー最大の機関。国内で流通するダイヤモンドの大半を鑑定し、信頼性には定評があります。
その取扱いの量の多さから、業界標準といわれるまでになってきています。
画像右・DGL(ダイヤモンドグレーティングラボラトリー):ダイヤモンドの鑑定で権威のある鑑定機関です。デパートなどでよく使われてます。
★参考用ダイヤモンドサイズ表
(おおよその数字で多少の誤差があり、実際は例えば1カラットクラスは1.00以上をいいます。)
カラットサイズ(ct) 1.00 0.75 0.50 0.40 0.30
標準カラットレンジ(ct) 0.98-1.10 0.70-0.79 0.45-0.55 0.35-0.43 0.29-0.36
サイズ直径(mm) 6.3 5.8 5.0 4.7 4.4
標準サイズ直径 レンジ(mm) 6.0-6.5 5.6-6.0 4.9-5.3 4.5-4.9 4.2-4.6

カラットサイズ(ct) 0.25 0.20 0.15 0.10 0.07
標準カラットレンジ(ct) 0.22-0.28 0.18-0.22 0.14-0.17 0.09-0.11 0.06-0.75
サイズ直径(mm) 4.1 3.8 3.4 3.0 2.7
標準サイズ直径 レンジ(mm) 3.9-4.2 3.6-4.0 3.25-3.5 2.85-3.0 2.55-2.7

カラットサイズ(ct) 0.05 0.04 0.03 0.02 0.01
標準カラットレンジ(ct) 0.05-0.06 0.035-0.040 0.030-0.032 0.0175-0.0230 0.0071-0.0120
サイズ直径(mm) 2.4 2.2 2.0 1.7 1.3
標準サイズ直径 レンジ(mm) 2.25-2.4 2.1-2.2 1.9-2.0 1.61-1.75 1.2-1.4